Rika in Singapore

シンガポールでのんびり暮らす人

シンガポール55日目 Penang Place

本日はマレーシア人の同僚と本場のマレーシア料理を提供しているPenang Placeでディナー。

 

彼は正確にはChinese-Malaysian(中華系マレーシア人)と自称している。ChineseがRace(人種)で、Malaysianが国籍(Nationality)である。日本という人種と国籍が同じ国に育った私にとっては新しい概念であった。

また歴史を見直す良い機会にもなった。日本は第二次世界大戦中の1941年からマレー半島、つまりマレーシアとシンガポールを占領している。日本軍は「マレーシアのイギリス支配からの脱却」を謳っていたので、一定のMalay(マレー人。人種)からは支持を得ていたし、そんなMalaysを日本軍は大切に扱っていたようだ。その一方日本に対して抵抗を見せていたChineseに対しての日本軍の行為は残虐で、Sook Ching (シンガポール華僑粛清事件、1942/02/18 ~ 03/4)を起こしている。この粛清で25,000~50,000人の殺されたとされている。たった一ヶ月弱でこれだけたくさんの人の命が奪われたのである。改めて戦争の恐ろしさに萎縮した。

21世紀の今、マレーシアの人たちもシンガポールの人たちも日本文化大好きだよと言ってくれる。彼らの寛容な心に感謝しつつ美味しいマレーシア料理をいただいた。

 

【Beef Rendang 煮込んだ牛肉。独特なスパイスの匂いがたまらない】

 

【Penang Laksa。詳細は後述するよ!】

 

【Chendol。かき氷に小豆とナタデココみたいなのと緑の無味の物体が載っている。緑のを人々はworm (芋虫)と呼んでいる。笑】

 

Laksaってシンガポールの名物かと思っていたらマレーシア発祥というのが彼の主張だったが、wikipediaによるとPeranakanという東南アジアに住みついた民族による食べ物なので勝敗は引き分けといったところか。

 

マレーシアには大きく三種類のLaksaがあって

- Penang Laksa

- Malay Laksa / Laksa Lemak / North Laksa

- Nyonya Laksa 

 

今回いただいたPenang Laksaは、えびペーストによる旨味と、Asamという超酸っぱい食べ物とパイナップルによる程よい酸味が特徴的で、クセになる美味しさでした!